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2009年11月24日(火)「しんぶん赤旗」

社会全体でDV根絶

紙議員 防止法改正など討論


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(写真)発言する紙参院議員=23日、宇都宮市

 「STAND UP!立ち上がろう!DV(ドメスティック・バイオレンス)根絶をめざして」をテーマに、第12回全国シェルターシンポジウム2009が22、23の両日、宇都宮市で開かれました。主催はNPO法人全国女性シェルターネット。2日間でのべ2000人が参加しました。

 23日は、16テーマの分科会が開かれました。そのうちの「議員フォーラム」には、日本共産党の紙智子参院議員が出席。民主党の小宮山洋子衆院議員、自民党の南野知恵子、公明党の鰐淵洋子両参院議員も参加し、DV根絶に向けての今後の施策について語りました。

 参加議員のうち、紙、南野、鰐淵の各氏は、少子高齢化・共生社会に関する調査会のメンバー。「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV防止法)の制定や改正にかかわっています。

 DV防止法は2001年の制定以来、2回の改正がありましたが、デートDV(恋人間のDV)を対象に広げる、DV罪の創設などの課題が残されています。そのなかで各党一致した対策は、民間支援団体への財政援助と高校生などへの予防教育の必要性でした。

 フロアからは「加害者への処罰として高い罰金を科し、被害者へ賠償金として充てられるようにしてほしい」「DV根絶には予防教育が必要」などの意見が出されました。

 紙議員は「日本は男女平等に関する感覚が低い」と指摘し、「社会全体でDVの根絶に取り組むのと同時に男女平等に取り組まなければならない」と話しました。



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