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2009年11月20日(金)「しんぶん赤旗」

米軍基地面積が倍増

80年比 日米同盟から脱却迫る

笠井議員


 日本共産党の笠井亮議員は18日の衆院外務委員会で、増大する在日米軍基地の規模について取り上げました。

 笠井氏は、1980年当時と今年1月時点での、自衛隊との共同使用分を含めた施設数・面積を質問。防衛省は、80年は120施設・484平方キロ、今年1月1日時点では134施設・約1027平方キロであると回答しました。笠井氏は、「米軍基地の面積は、減るどころか2倍以上にも膨れ上がっている。東京都23区の面積の1・6倍にもあたる」と指摘しました。

 また外務省は、米国防総省の情報として、在日米軍の米兵数が90年で4万6593人、今年1月では3万3428人であると答えました。笠井氏は、海外の駐留米兵は90年で約60万9000人だったのが、今年1月には28万5000人と半数以下になり、ヨーロッパの駐留米兵は31万人から7万9000人と約4分の1になっている実態を紹介。「日本は、他の同盟国と比べても類のない異常な実態だ」と強調しました。

 岡田外相は、「日米同盟はさらに30年、50年持続可能なものになる」と答弁。笠井氏は「米軍基地をこれから半世紀、100年も置き続けるつもりか」と追及し、日米軍事同盟からの脱却をもとめました。



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