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2009年11月11日(水)「しんぶん赤旗」

米兵ひき逃げ

基地あるゆえの犯罪

穀田氏 地位協定見直し・撤去を


写真

(写真)会見する穀田恵二国対委員長=10日、国会内

 日本共産党の穀田恵二国対委員長は10日、国会内で記者団から沖縄県読谷村で発生した米兵によるひき逃げ事件について問われ、「ご遺族の悲しみと怒りはいかばかりかと察する。許しがたい犯罪であり、直ちに日本側への(米兵の)身柄引き渡しと厳正な捜査が必要だ」と述べるとともに、「基地があるがゆえの犯罪、苦しみが改めて明らかになった」と強調しました。

 穀田氏は、ひき逃げ事件が起きたとされる7日には、普天間基地の嘉手納基地への統合に反対する嘉手納町民大会が開かれ、普天間基地の即時閉鎖と新基地建設反対を求める沖縄県民大会が開かれた8日には米軍が辺野古周辺の海岸で上陸演習を行ったと指摘し、「こういう県民の感情を逆なでするような暴挙はまったく許せない」と批判。「問題の根本には、治外法権的特権を認めている日米地位協定がある」と述べ、「日米地位協定の見直しと基地撤去がいよいよ必要だ」と強調しました。

 世論調査でも県外・国外移設を求める回答が7割を占めており、辺野古での新基地建設反対も67%を占めていることを示した穀田氏は、「これ以上県民の被害を黙って見ているわけにはいかない。政府はいよいよ決断すべき時期にきている」「普天間基地は即時無条件閉鎖、新しい基地はいらないということを、世論を背景に堂々とアメリカと交渉すべきだ」と主張しました。



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