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2009年11月7日(土)「しんぶん赤旗」

普天間基地

公約より安保優先か

民放番組で穀田氏指摘 「新政権は答弁不能」


 日本共産党の穀田恵二国対委員長は6日放送のテレビ朝日系番組「スーパーモーニング」にビデオ出演し、民主党政権が沖縄の米軍普天間基地「移設」問題で「答弁不能の事態」になっていると述べました。

 番組では、4日の衆院予算委員会で日本共産党の笠井亮議員が、米軍普天間基地「移設」問題で閣僚発言が揺れる民主党政権を追及する場面が紹介されました。

 2005年総選挙時、“普天間基地の県外・国外移設実現へ政治生命をかけて交渉したい”と発言していた岡田克也外相が、現在、嘉手納基地統合案を模索していることについて、穀田氏は「岡田さんは自分が(民主党)代表だった時代と今日の状況が違うというが、何も違っていない。結局、岡田さんは、自分の政治生命や公約よりも安保が大事だと言った」と指摘しました。

 穀田氏は、民主党の小沢一郎幹事長が推進する「国会改革」について「与党議員の(議員)立法はダメ、質問主意書もダメ、委員会で発言は少なくしろという。一体、この人(民主党議員)たちは何をするんだ」と政権・与党の姿勢に警鐘を鳴らしました。

 野党・自民党の質問の仕方について問われた穀田氏は「自分たちのやってきた施策に対する反省がなく、政治を変えてほしいという国民の立場に逆行する対応が目についた」と述べました。

 新政権初の国会論戦についてコメンテーターの山口一臣氏(『週刊朝日』編集長)は、「すごくおもしろかった」と語りました。



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