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2009年11月3日(火)「しんぶん赤旗」

業者安心の経済社会に

中小商工集会終わる

京都


 京都市内で開かれていた第16回中小商工業全国交流・研究集会は2日、中小商工業の発展方向について確認し3日間の日程を終えました。


「元気がでた」

 この日は全体会が開かれ、分科会などの様子を助言した学者・研究者が報告。「女性経営者」の分科会からは、厳しい経営環境を知恵や工夫で乗り越え、女性ならではのコミュニケーション能力、人と人をつなぐ感性、豊かさを生かしている姿が報告されました。

 「憲法25条とナショナル・ミニマムを考える」の分科会からは、商売をしながら生活保護申請を希望する業者が増え、高すぎる国民健康保険料のため滞納し保険証を取り上げられ受診抑制が増えていると報告されました。

 日本大学の福島久一教授がまとめと講評を行い、元気のでる集会で組織的な要求運動の前進が示されたとのべ「中小業者が安心して営業と暮らしができる経済社会を実現しよう」と呼びかけました。

 森清範清水寺貫主が生命の大切さを訴える記念講演をし、「一瞬一瞬を大切に生きていこう」と呼びかけ、参加者の大きな拍手を浴びました。

 初めて参加したという長野県の女性(68)は、「森さんの訴えは、環境や人を大切にする私たちの商売とつながる。頑張ろうという勇気をもらいました」。那覇市から料飲業の分科会に参加した女性(31)は、「同業者がみんな問題や悩みを抱えながらも頑張っていることが分かりました。元気がでました」とのべました。


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