2009年10月11日(日)「しんぶん赤旗」
歴史的変動に焦点あて議論
日本政治学会
日本政治学会年次総会が10日から3日間の日程で東京・千代田区内で開かれ、8月の総選挙結果とそれに伴う日本政治の歴史的変動に焦点をあてた議論が交わされています。
総選挙の結果を検証する分科会では、有権者の投票行動や政策選択をテーマに議論。研究報告では1996年以後8回の国政選挙における有権者の投票行動のデータを踏まえ、「今回総選挙の有権者の判断は個々の政策の可否とは別次元。政治構造全体に対する意思が投票行動につながった」との見方が示されました。
今回の政治変化が持続するのか、一過性の現象なのか、という点にかんしては、有権者の支持政党と投票政党には乖離(かいり)が見られるなどとして、有権者の動向は流動的との指摘がありました。
与野党間の獲得議席の劇的な逆転現象をもたらした要因として、「一定数のスウィングボーダー(揺れる投票者)」「そのつど支持層」が民主党へ向かった点や、得票差が議席差に過大に現れる小選挙区制の持つ特性があげられました。
今回は「変わる政治 変わる政治学」が共通テーマ。「われわれ政治学者の予想を超えて政治が変わりつつある」という声が聞かれました。

