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2009年9月26日(土)「しんぶん赤旗」

沖縄 米軍車両? 農地侵入

収穫期のオクラ被害

現地調査 赤嶺議員に農家訴え


 沖縄県うるま市勝連で米軍のものとみられる大型車両が農地に侵入し、オクラ畑が踏み荒らされているのを耕作者の男性が発見した事件で25日、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は現場を調査し、耕作者と地主の男性から状況を聞きとりました。


写真

(写真)地主(右)から事件現場の状況を聞きとる赤嶺衆院議員(中央)=25日、うるま市勝連

 現場は、米海軍ホワイトビーチのゲート前からわずか約200メートルの地点。耕作者(64)は「22日の朝10時に畑を訪れた際は大丈夫だったが、23日の朝9時に踏み荒らされているのを発見した。収穫期で200本近くのオクラの被害が出た」と悔しそうに話しました。

 現場歩道脇には、車両が通過したとみられる約3メートル30センチの黒ずんだ跡や片側に約45センチのタイヤが2本ある車両の痕跡が、オクラ畑をなぎ倒す形で畑一面に生々しく残されていました。畑の柵や境界線を示す鉄棒も破壊されていました。

 調査を終え、赤嶺議員は「米軍はいつも関与を否定し、被害者は泣き寝入りしてきた。米軍と県警は目撃者がいないことを理由に事件の真相をうやむやにしてはならない。厳重な捜査を求めていきたい」と話しています。

 調査に同行した元勝連町議の伊保義雄さん(58)は、ホワイトビーチに最大800人の兵員、武器・弾薬が積載可能の事前集積船1隻が23日に停泊し、25日には新たに1隻が停泊していることを指摘。「タイヤ痕から見て集積船に荷物を積むためにホワイトビーチに向かった4トン級の米軍車両が道を間違えて侵入した可能性が高い」としました。現在、米軍の憲兵隊と県警が捜査を進めています。



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