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2009年9月23日(水)「しんぶん赤旗」

税金の使途に「優先順位を」

核密約調査の外相命令評価

小池・穀田両氏 テレ朝系に出演


 日本共産党の小池晃参院議員と穀田恵二衆院議員は21日放映のテレビ朝日系「TVタックル」に出演し、各党の議員らと議論しました。

 議員による討論の第一部の冒頭、司会の大竹まことさんは、野党席に座った自民党の平沢勝栄衆院議員がこの日、「大竹君、楽屋が共産党といっしょになっちゃったよ」とぼやいたことを紹介。小池氏が「平沢さんはさっき、『このままだったら自民党はつぶれる。自民党がつぶれたら共産党に入るからよろしく』という話だった」と楽屋話を披露すると、スタジオは大爆笑になりました。

 沖縄の米海兵隊のグアム移転問題が番組VTRで紹介されました。小池氏は、グアム移転は米国にメリットが大きく、巨額の移転費用を日本が負担するいわれはないこと、当初は沖縄の海兵隊を8000人削減するという説明が実質的には2500人から3000人程度の削減にすぎないとみられること、米兵のための住宅建設費が異常に高額なことをあげて、「だいたい外国にある外国の基地の建設を別の国が負担するというのは世界の歴史のなかでもないことだ」と強く批判しました。

 小池氏は、民主党の高速道路無料化の公約について、「民主党の公約には後期高齢者医療制度の廃止や労働者派遣法の見直しなど私たちといっしょにやってきた問題もあるが、高速道路の無料化については、税金の使い方の優先順位として、ここに1兆3000億円を投入するのが正しい使い方とはいえない」とし、「もっと福祉や教育の問題があるのだから、やめた方がいい」とのべました。

 第二部の議論では核密約問題が議論になりました。

 穀田氏は、日本共産党が早くから追及し、今回民主党に提供した核密約文書を示しながら、岡田克也外相が「大臣命令」という強い立場で省内に密約問題の調査を命じたことについて「非常に重いものであり、高く評価する」と発言。非核三原則を本当の意味で生かす国づくりこそが大事だと主張しました。

 対米関係をめぐる議論で、穀田氏は「問われる最大の問題は基地問題だ」と指摘。民主、社民、国民新の3党連立合意では、日米地位協定について「地位協定の改定を提起する」となっているが、2008年の「民主党政策集」では「抜本的改定」、民主党「沖縄ビジョン」では「抜本的な地位協定の改定を早急に実現する」と書かれていたことをあげ、表現が後退したことは「不可思議なことだ」と批判しました。



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