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2009年9月6日(日)「しんぶん赤旗」

米失業率9.7%に悪化

10代は25%、深刻さ増す


 【ワシントン=西村央】米労働省が4日発表した8月の雇用統計によると、失業率が9・7%と前月から0・3ポイント上昇し、1983年6月の10・1%以来、26年2カ月ぶりの水準となりました。8月の就業者減(非農業部門、季節調整済み)は前月比21万6000人で、2008年1月以来20カ月連続の減少。この間の就業者減の総数は690万人となりました。

 8月の失業率は米国が景気後退期に入った07年12月の4・9%のほぼ2倍。この翌月から始まった20カ月連続の雇用減も、第2次大戦後最長だったレーガン政権初期の81年8月から17カ月連続という記録を更新し続けており、景気後退の底深さを示しています。

 若者の雇用状況はいちだんと深刻さを増しており、10代の失業率は8月に25・5%と、労働省が1948年に統計を取り始めて以来最悪となりました。

 ウォール・ストリート・ジャーナル紙4日付(電子版)は、「多くのエコノミストが今後数カ月で失業率が10%を超え、2010年も9%台で推移するとみている」と指摘。各産業分野でのリストラが続くなか、雇用改善にはなお時間がかかりそうです。


 季節調整済み・非農業部門 統計処理の手法の一つ。季節調整は天候などの影響で毎年季節的に繰り返される変動をデータから除去したもの。非農業部門は景気動向をより反映する製造業分野やサービス業などの部門を対象にデータを集め、分析するものです。いずれも経済の基調動向を把握することを目的としています。



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