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2009年9月1日(火)「しんぶん赤旗」

総選挙 共産党9議席守る

比例494万票 前回上回る


 8月30日開票の第45回総選挙は、31日未明に全議席が決まりました。民主党が公示前を193議席上回る308議席で第1党となり、政権が交代することになりました。自民党は公示前の300議席から119議席への大幅減、公明党も小選挙区で全敗し10議席減の21議席となる壊滅的敗北を喫し、国民が自公政権に厳しい審判を下す結果となりました。

 自公政権と真正面から対決し、政権退場の決定的審判を下そうと先頭にたって奮闘した日本共産党は、全国11の比例代表ブロックのうち7ブロックで公示前の9議席を確保。比例得票は494万3886票(得票率7・03%)で、2005年の前回比例票を2万4699票、07年参院比例票を53万5954票それぞれ上回りました。民主党以外の主要政党で得票数を伸ばしたのは日本共産党と国民新党でした。

 当選者は、高橋千鶴子(東北)、塩川鉄也(北関東)、笠井亮(東京)、志位和夫(南関東)、佐々木憲昭(東海)、穀田恵二、吉井英勝、宮本岳志(以上近畿)、赤嶺政賢(九州・沖縄)の各氏。今回、152人が立候補した小選挙区の総得票は297万8354票(4・22%)でした。

 民主党は、小選挙区と比例代表を合わせて308議席を獲得し、衆院定数(480)に占める議席占有率は64・2%になり、自民党が1960年に記録した63・4%を超え、政党別占有率の戦後最高を更新しました。

 社民党は公示前の7議席を確保しましたが、約71万票得票を減らしました。国民新党は代表・幹事長が議席を失い3議席となりました。

 政権の座から滑り落ちた自民党は比例得票を前回より707万7000票、公明党は93万3000票減らしました。小選挙区で自民党は党三役、派閥領袖、元首相が相次いで敗退。公明党も太田昭宏代表、北側一雄幹事長などが落選しました。

 投票率は、69・28%(小選挙区)で、前回(67・51%)を1・77ポイント上回り、小選挙区比例代表制度が導入された1996年以降の総選挙で最高となりました。

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