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2009年8月20日(木)「しんぶん赤旗」

子どもの学習権侵害

臨時教職員問題改善を

青森で全国交流集会


 「臨時教職員制度の改善を求める全国連絡会」は16〜18日の3日間、青森県三沢市で第40回全国臨時教職員問題学習交流集会を開き、約200人の教職員、父母が参加しました。

 開会集会で山口正全国連絡会会長は、「全国連絡会は、臨時教職員制度が子どもたちの学習権を侵害し、臨時教職員の労働と生活の権利を侵害するものであることを告発し、それを許さないたたかいを続けてきた」と強調しました。よりよい教育を求める国民のたたかいと結んで、「働くルールの確立をめざす制度改善や受験者・住民に開かれた教員採用試験のあり方を深めよう」と呼びかけました。

 初日には、シンポジウム「教員採用試験透明化のたたかいと臨時教職員問題」が開かれ、これまで10校近い学校を回ってきた男性の臨時教員Aさんの手記が紹介されました。

 Aさんは、ある学校で1日3時間勤務という説明だったのに、管理職から終日勤務を強いられたことを告発。「子どもたちの笑顔、父母の励ましを思い出し、がんばっている。正規の先生になるために、採用試験をはやく突破したい。やっぱり先生はステキな仕事」と結んでいます。

 2日目には、「教員採用制度の改善」「臨時教職員の賃金・労働条件の改善」「私学における臨時教職員問題」「臨時教職員の生きかたと教育実践」など6分科会に分かれて討論しました。



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