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2009年8月8日(土)「しんぶん赤旗」

子育て支援

働くルール必要

TVで高橋氏 教育無償を主張


 日本共産党の高橋ちづ子前衆院議員は7日、TBS系番組「朝ズバッ!」の政党討論に出席し、子育てと教育にかんする総選挙政策をめぐって各党議員と議論しました。

 高橋氏は「男性も女性も子育てと仕事が両立できる社会」と書いたフリップを掲げ、高校と大学の教育費について「国際的には無償化が当たり前です。それを目標に順々にやっていくのが大事です」と主張しました。

 一方で「財源がなくてもできるのにやられていないことがある」と指摘。「例えば男性の長時間労働。家庭に帰って家族と一緒にご飯を食べられる日が週1回か0回という人が2割です。これでは子育てに男性が参加できない。また、子育て世代の2人に1人が非正規労働者です。そういう働き方の問題を解決しなければいけません」と述べました。

 4月から全廃された生活保護の母子加算が話題になり、司会のみのもんた氏は「(野党が参院で可決させた復活法案の採決で)与党が退席しちゃったとか。これについてはどうなんですか」と述べました。自民党の猪口邦子前衆院議員は「母子加算は廃止されたが高校に就学するときの費用の給付などを新設した」と弁明しました。

 高橋氏は「高校への就学支援は生活保護家庭であっても高校に進学できるのが当然だという認識の発展の中でできたものです。これと引き換えに母子加算を廃止したら全然だめだ」と主張しました。

 コメンテーターの与良正男毎日新聞論説委員が「自民党はやっぱり(母子加算の)復活には反対なんですね」と念を押すと、猪口氏は「政策には継続性が必要ですから」と述べ、反対の立場を表明しました。



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