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2009年8月8日(土)「しんぶん赤旗」

躍進の大波を大阪から

志位委員長が訴え 大阪駅前


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(写真)志位和夫委員長の街頭演説に歩道橋も埋めた聴衆=7日、大阪市

 大阪から日本共産党躍進の大波を―。志位和夫委員長は7日、大阪市の大阪駅前で、衆院近畿比例予定候補の吉井英勝(大阪13区重複)、宮本たけし両氏とともに熱烈に支援を訴えました。

 阪神百貨店前につけられた2台の党宣伝カーには、大阪の19人の小選挙区予定候補が勢ぞろい。それを囲む歩道橋にも歩道にも大勢の聴衆がぎっしりと人垣をつくり、選挙本番さながらの熱気に。

 志位氏は、「大阪のみなさんは素晴らしい伝統を持っています」と切り出し、かつて黒田革新府政を樹立し素晴らしい地方自治の精神を全国に発信したことや、定数1を争う参院補選で2度にわたって勝利したことをのべ、「今度の総選挙では“大阪の底力”を発揮していただいて、『大阪が変われば日本は変わる』というみなさんの合言葉どおり、大阪から日本共産党躍進の大波を起こしていただきたい」と訴えました。聴衆からは大きな拍手がわき起こりました。

 志位委員長はこん身の怒りを込めて自公政権を告発。自公政権を終わらせた後にどんな新しい政治をつくるのか、「国民が主人公」の日本をつくる立場から「二つの旗印」(「ルールある経済社会」「自主・自立の平和外交」)を詳しく語りました。

 この中で志位氏は大阪の実態に即して高すぎる日本の教育費の異常を告発しました。

 志位氏が指摘したのは、大阪の高校生がつくる「高校生に笑顔をくださいの会」が橋下知事と懇談したときのことです。高校生が、知事は「子どもが笑う大阪」といっているが、私学助成削減では「笑顔がもてません」と懸命に訴えたのに対して、知事は「なぜ公立高校を受験しなかったのか」などとひどい暴言をはきました。

 そして、高校生が「(入試で)落ちるのは私たちの自己責任ですか」と涙ながらに反論したことに心を寄せた志位氏は、「高校生にこういうことを言わせる知事には、およそ教育を語る資格もないし、地方分権を語る資格はありません」と強調。聴衆から割れるような拍手が起こりました。

 志位氏は、根本には国の責任があるとのべ、公立高校の授業料を無償にし、私立高校でも直接助成制度で無償化の道に踏み出す政策などを力説しました。

 志位氏が「お金の問題で高校進学をあきらめたり、退学しなければいけないお子さんを一人もつくってはなりません」と訴えると、「そうだ!」という力強い賛同の声と拍手がわき起こりました。

 最後に志位氏は、いま行き詰まっている政治は自民党政治そのものだと指摘。「自公政権に怒りが集中していますが、この政治の中身を変えなければ、本当の未来は開かれません。それを大本から変える党は日本共産党です」とのべ、大きな支持を呼びかけました。

 吉井英勝比例・大阪13区予定候補は、「この8月の選挙、平和を問う選挙です。戦前から侵略戦争に反対してがんばってきた日本共産党を、近畿の力でぜひ躍進させてください」と強調。宮本たけし比例予定候補は、「自公政治と正面から対決してきたのが日本共産党です。今度こそ、今度こそ、国会へ戻る決意です。核兵器のない世界への動きが広がるいま、核兵器廃絶の願い、日本共産党に託してください」と力を込めました。



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