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2009年8月7日(金)「しんぶん赤旗」

米価下落対策を要求

農民連・食健連 怒りの中央統一行動


 農民連(農民運動全国連合会)と全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)は5日、米価暴落対策を要求する「怒りの中央統一行動」を東京都内で行いました。

 ことしの生産者米価は、宮崎県などの超早場米が米需給の“過剰感”を背景に最低水準に下落しています。日比谷公園を発着点とするデモ行進では、農民連、国公労連や全商連ら29団体約350人が「農産物の価格保障を」と書いた“米俵”を先頭に、「小○」(困る)の鉢巻きをしめ、世論と運動で農業と食料を守ろうと訴えました。

 農水省との交渉では、資材高騰の中で米価下落は死活問題だとして、政府の「適正備蓄」の100万トンに達しない部分の14万トンを緊急に買い入れよと要求しました。

 農水省側は、「ことしの作柄と転作状況をみて判断する」との態度をとりましたが、交渉参加者は「今年は冷害の心配がある。今のタイミングで2008年産米を買い入れ、不足時には放出する安定供給策をとるべきだ」と迫りました。

 行動参加者は、日本共産党、自民党、民主党にも要請。民主党も含め100万トンへの「備蓄のすき間」を埋めることの必要性は一致しました。



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