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2009年7月31日(金)「しんぶん赤旗」

政治的解決策が必要

米英外相 アフガン問題協議


 【ワシントン=小林俊哉】クリントン米国務長官は29日、ワシントンでミリバンド英外相と会談し、アフガニスタン問題を中心に意見交換しました。

 アフガンでは、米英両軍とも兵士、民間死傷者の増大に批判が高まっています。会談後の共同記者会見で、「最近の作戦で重要な成果を挙げているが、やるべきことはまだ多い」(クリントン氏)、「(米英両国は)ともにこの戦争に入ったのであり、最後までやりぬく」(ミリバンド氏)と述べるなど、先行きの見えない状況を反映したものとなりました。

 記者会見での英国内でアフガン戦争への参加に懐疑の声があがっているがとの質問に対しミリバンド外相は、「英国民は、アフガンでの任務の重要な性格を理解している」と強調。8月のアフガン大統領選が「非常に重要な時期」となるとして、「民主的なアフガン政府を支持するというわれわれの(戦争)目的を再確証する好機だ」と力説。一方で、同氏は「(アフガン問題の)持続的な解決には、政治的解決策が必要だ」と語りました。

 クリントン氏も「軍事、民生両面での戦略を追求している。それは、アフガンに根を張り、パキスタンに侵入しているアルカイダを根絶することだ」と強調しました。


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