2009年7月30日(木)「しんぶん赤旗」
米価暴落の対策早く
農民連・食健連 農水省に要請
農民連(農民運動全国連合会)と全国食健連(国民の食糧と健康を守る運動全国連絡会)の代表は29日、東京・霞が関の農水省を訪ね、同省が31日に開催する「食料・農業・農村政策審議会食糧部会」では米価暴落対策を盛り込むように要請しました。同食糧部会は、米を含む「主要食糧」の需給と価格の安定を目的としています。
農民連の白石淳一会長らは、「早く対策をとらないと流通段階の暴落が新米に影響することを訴えてきたが、宮崎県などの超早場米価格が暴落したことは、心配が現実のものになった」と批判。政府の備蓄ルールを守り100万トンまでの不足分10万トン以上の買い入れ、さらに、アジアの米備蓄構想分の25万トンを買い入れるように求めました。
全国食健連の坂口正明事務局長も「このままでは米作農家がなくなることが心配だ。早く対策をとるべきだ」と訴えました。
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