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2009年7月27日(月)「しんぶん赤旗」

草の根連帯 元気

母親大会が閉幕


 京都市で開かれていた第55回日本母親大会は26日、43のテーマで分科会などを行い、2日間の日程を終えました。参加者はのべ1万7500人です。

 暮らし・雇用を守る共同と連帯が草の根から広がり、格差と貧困をなくす運動や核兵器廃絶をめざすとりくみなどの前進が話し合われ、「元気をもらいました」(秋田県・女性=68歳)との感想が語られました。

 26日には分科会やシンポジウムなどの企画が開かれました。

 解雇を許さないたたかいを交流し労働組合づくりを話し合った分科会。埼玉県新座市から参加したケアマネジャーの女性(52)は、特養ホームに労災を認めさせる裁判をたたかっています。「110人の職員のうち1年で92人が退職。希望に満ちて福祉の仕事に就いた人を辞めさせてはいけない。職場が少しでもよくなれば」

 横浜市から5歳の息子と参加した女性(38)。資生堂の下請けの会社を5月中旬、解雇されました。同僚と全労連・全国一般労働組合神奈川地本に加入し、解雇撤回を求めています。「昨日から、感動し励まされることばかり。『母親として女性として頑張らなければ』との思いを強くしました」

 地域医療の分科会に参加した京都の女性(19)は、市が3年後の廃校・佛教大学看護学科への統合方針を発表した問題を発言。学校存続を求める学生の自主的な運動が起きていることをのべました。

 京都市内で夫と染色業を営んできた木内俊子さん(73)は年金の分科会に参加。「福祉のお金を削り自己責任を強調する政治を、今度の選挙で変えていきたい」と話します。


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