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2009年7月23日(木)「しんぶん赤旗」

最高裁は無罪判決を

葛飾ビラ弾圧 「会」が署名提出


 東京都葛飾区内の民間マンションにビラを配布した僧侶の荒川庸生さんが住居侵入罪に問われた葛飾ビラ配布弾圧事件で、「ビラ配布の自由を守る会」は22日、約230人の「無罪判決を求める法学者・学者・文化人署名」(第1次募集分)を最高裁第2小法廷(今井功裁判長)に提出し、「審理を尽くして無罪判決を」と要請しました。

 要請行動には荒川さんの妻の英子さん、松井繁明弁護団長、「ビラ配布の自由を守る会」の世話人や同署名を呼びかけた小沢隆一・東京慈恵医科大学教授(憲法研究者)ら約30人が参加。要請後、最高裁前で報告集会を開きました。

 同署名には、同志社大学教授の浅野健一さん、報道カメラマンの石川文洋さん、元アルペンスキーワールドカップ選手の栗岩恵一さん、作家の早乙女勝元さん、脚本家のジェームス三木さんら著名な人たちが名を連ねています。署名した約170人のコメントもあわせて提出しました。

 英子さんは「最高裁の審理も2年目をむかえている。どうか早く無罪判決を出していただきたい」と発言。松井弁護団長はじめ、賛同署名よびかけ人の鈴木徹衆・日本宗教者平和協議会代表委員、小沢教授らがそれぞれの立場から、「国民の言論の自由、表現の自由を抑圧することはできないということを判決ではっきり示してほしい」と要請しました。



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