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2009年7月18日(土)「しんぶん赤旗」

求人を増やして

経営団体・労働局に 高校生要請

山形


 山形県内で来春高校を卒業し就職を予定している生徒が17日、県経営者協会と山形労働局を訪れ、高校生の求人拡大に協力を要請しました。

 要請したのは、来春就職を予定している県立上山明新館高校3年生の3人。3人は、「頑張って資格を取るなど就職活動をしています」と話し、「働きたいという強い気持ちでいます。求人を増やしていただきたい」「内定取り消しのないようにしてほしい」と訴えました。

 山形県の求人数は21カ月連続減少、有効求人倍率も0・32と深刻です。

 要請は3日間実施され、15日に県立山形工業高校の生徒が県商工会議所連合会と山形商工会議所へ。16日には県立天童高校の生徒が県中小企業団体中央会、県商工会連合会を訪問しました。

 県高校教育課では、「厳しい雇用情勢に危機感を持っています。高校生の声を直接聞いてほしくて計画しました」と話しています。

 高校教育課の調査(6月30日現在)によると、就職希望者約3300人のうち、約2400人の生徒が県内就職を希望。これに対し、県内の求人は6月末日までに173件、452人で前年同月比の約半数です。



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