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2009年7月15日(水)「しんぶん赤旗」

日本共産党が注目を集めるのはなぜ?


 〈問い〉日本共産党は15日で創立87周年を迎えます。いま日本共産党に大きな注目が集まっていますが、なぜだと考えますか。(東京・一読者)

 〈答え〉この2年近くで2万人を超える新入党員を迎えている日本共産党に、「世界第2の資本主義国で、なぜ党員が増えているのか」という、内外メディアからの取材が相次いでいます。そして、1年間に約30の海外メディアが日本共産党をとりあげました。

 近年、「働く貧困層」の急増、人間を使い捨てにする「派遣切り」など深刻な事態が広がり、国民生活を守るルールが欠けているという日本の経済社会の異常さが、実感されています。そのなかで「ルールある経済社会」をつくろうという日本共産党の方針が、国民の要求と響きあって、注目されています。

 世界では、アメリカいいなりではなく、どの国とも対等・平等の友好関係をつくっていこうという自主・自立の流れが強まっています。日本共産党は、この前向きの変化を促進する立場で、野党外交にとりくんでいます。アメリカのオバマ大統領にも、核廃絶への行動を求める手紙を送って返書を受け取りました。この自主・自立の外交路線に共感が広がっています。

 また、日本共産党の地方議員と2万2000の党支部が、全国各地で生活相談活動にとりくみ、「困ったときには日本共産党へ」という言葉が生まれるほど、「かけこみ寺」としての役割を果たしています。こうした草の根の活動への共感が相つぎ、入党者も増えています。

 さらに、不安定雇用や低賃金のまん延、ホームレスの急増、世界的な貧困と飢餓、投機マネーの暴走、人類の将来を脅かす地球環境破壊など、マスコミでも「資本主義の限界」が問題にされる状況が生まれています。そのことで、資本主義を乗り越えた社会発展の必然性を明らかにしたマルクスと、その理論に立脚した未来社会(社会主義・共産主義の社会)の展望をもっている日本共産党が注目されるようになっています。不破哲三著『マルクスは生きている』への反響もその一つです。(石)

 〔2009・7・15(水)〕


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