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2009年7月10日(金)「しんぶん赤旗」

二階・与謝野・小沢・鳩山氏呼び

解散前に集中審議を

志位委員長会見


 日本共産党の志位和夫委員長は9日、国会内で記者団の質問に答え、金権腐敗疑惑がとりざたされている自民党の二階俊博経産相と与謝野馨財務相、民主党の小沢一郎前代表と鳩山由紀夫代表の4人を予算委員会に呼んで、「政治とカネ」についての集中審議を行うべきだと表明しました。


 志位氏は「この一連の金権腐敗疑惑は、自民党と民主党の双方に問われている」と述べ、自民党側には、二階経産相の西松建設違法献金疑惑や、与謝野財務相の商品先物取引会社からの迂回(うかい)献金疑惑があり、民主党側には、小沢前代表の西松献金疑惑と、鳩山代表の虚偽献金疑惑があると指摘。「国会の場で、国民の見ている前で洗いざらい真相を究明すべきだ。その上で国民の信を仰ぐことが必要だ。金権腐敗疑惑の究明は解散前に必ずやるべきだ」と主張しました。

 また志位氏は、民主党が麻生内閣不信任決議案や問責決議案の提出を検討していることについて問われ、「麻生内閣は、外交・内政などあらゆる面で国民の信を失っており、この内閣に対する不信任は当然だ」と強調。その上で、「それを決議案という形で出すのは、タイミングや効果をよく考える必要がある。金権腐敗疑惑の究明をしないまま不信任決議案を提出することは、疑惑の究明にふたをすることになりかねない」と強調しました



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