2009年7月1日(水)「しんぶん赤旗」

都立小児病院を守れ

「会」と共産党、署名集め提出


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(写真)都立清瀬小児病院の存続を求め、都に署名を提出する「守る会」の人たちと畠山まこと北多摩4区都議予定候補(左から2人目)、尾崎あや子北多摩1区都議予定候補(同5人目)=30日、東京都庁

 東京都が都立小児病院の統廃合をすすめている問題で、都立清瀬小児病院を守る会は30日、東京都の石原慎太郎知事にあてて病院存続を求める署名を提出しました。日本共産党の尾崎あや子都議予定候補(北多摩1区)、畠山まこと都議予定候補(北多摩4区)が同席し、都民の切実な要望を伝えました。

 提出した署名は2747人分で、守る会と日本共産党の支部が集めたものの一部です。都側に署名を手渡した守る会の女性(67)は、署名に列ができるほど存続の声が広がっていると報告し「若い夫婦が『守ってください。お願いします』と署名していく。病院を残して充実するのが私たちおとなの役割です」と語りました。

 守る会の副会長をつとめる畠山予定候補は「多摩地域は小児の医療が減っている。清瀬小児病院をつぶして(統廃合で)府中にほとんどの小児・周産期の施設を集めれば、空白が生まれてしまう。計画を見直すべきだ」と訴えました。

 尾崎予定候補は、地域の医療関係者が病院廃止後の小児医療体制の不備を指摘していることや、署名を集めるなかで寄せられた声を紹介し「『清瀬小児がなければ子どもを守れない』という声が広がっている。切実な思いを受け止めてください」と求めました。

 都病院経営本部の黒田祥之経営戦略・再編整備担当部長は「たしかにお預かりさせていただきます」と署名を受け取りました。



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