2009年6月20日(土)「しんぶん赤旗」

生命の尊厳を守ろう

医療研究全国集会始まる

松山


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(写真)基調報告を聞く参加者=19日、松山市

 「国民と広く連帯し、患者と医療・福祉労働者の人権・生命の尊厳を守ろう」をスローガンに、第36回医療研究全国集会in松山(同実行委員会主催)が19日、松山市総合コミュニティセンターで始まりました。全国から医療関係者や一般市民ら約900人が参加しました。21日まで。

 日本医労連の田中千恵子中央執行委員長があいさつで、四国で初めての開催となった愛媛県でも、公立病院を守る地域ぐるみの運動が発展していることを紹介。「良質の医療を求める研究と運動が、政治を動かし始めている。本集会を日本の医療を大転換する起点にしよう」と呼びかけました。

 「心のパワーアップ―医療・介護現場の笑いと癒し―」と題して、東京医療保健大学の高柳和江さんが記念講演しました。

 国民医療研究所の岡田光久事務局長が基調報告し、医療や介護が国でも地方でも中心問題となる中で、地域住民とともに、問題を共有し、可能な共同を広げる取り組みを提起しました。

 20日は、市内各会場に分かれて分科会が催され、最終日の21日は、医師不足と地域医療を考える公開シンポジウムを松山市総合コミュニティセンターで開催します。


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