2009年6月20日(土)「しんぶん赤旗」

再議決の動議に反対

共産党 佐々木議員が表明


 与党は19日の衆院議院運営委員会で、同日の参院本会議で否決された「海賊対処」派兵新法案など3法案を衆院本会議で再議決すべきだとの動議を提出し、自民、公明の賛成多数で決めました。採決に先立ち、日本共産党の佐々木憲昭議員は、与党の動議に厳しく反対しました。

 佐々木氏は、憲法が衆参両院での可決を法律成立の原則としていると指摘。参院で否決されたか審議継続中の法案については、「衆院は参院の意思を尊重し、慎重に対応すべきだ」と主張しました。その上で、参院で野党が多数議席を占め、いわゆる「ねじれ国会」の状態になって以来、政府・与党はすでに計6回(福田康夫内閣、麻生太郎内閣で各3回)もの再議決を強行してきたと指摘。しかも今回は1日で3法案もの再議決をするという「前代未聞の暴挙」であり、「到底容認できるものではない」と批判しました。

 佐々木氏は、今回再議決される法案は、いずれもきわめて重大な内容を含む法案だと指摘しました。その上で「やり方からみても内容からいっても、3法案の再議決を議題とする動議には反対だ」と強調しました。


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