2009年6月20日(土)「しんぶん赤旗」

「再議決は暴挙」 こくた氏が厳しく批判


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(写真)記者団の質問に答える、こくた恵二国対委員長=19日、国会内

 日本共産党の、こくた恵二国対委員長は19日、衆院本会議で「海賊対処」派兵新法案など3法案が再議決されたことについて記者団に問われ、「重大な法案を一気に再議決するとは、暴挙以外のなにものでもない」と厳しく批判しました。

 こくた氏は、「海賊対処」派兵新法は自衛隊の海外派兵と武器使用の拡大を狙い、補正予算関連法は「大企業の奉仕の内容を含む」と指摘しました。

 国民年金法改定については、基礎年金の国庫負担の割合を2分の1に引き上げるのは当然だが、財源として「消費税増税に事実上道を開くものだ」と批判。これまで財源にあてると称して定率減税の廃止を強行したが、基礎年金には増税分の2割弱しか充当しなかったと指摘しました。

 こくた氏は、「その上、消費税の増税だから一度の証文で二度取る、というやり方で、罪は大きい。国民だましのやり方は通用しないと、総選挙ではっきりさせたい」と表明しました。


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