2009年6月16日(火)「しんぶん赤旗」

直接雇用勧める指導

日電硝子の偽装請負

滋賀労働局


 日本電気硝子の能登川事業場(滋賀県東近江市)で“非正規切り”された請負労働者らの申告を受け、滋賀労働局は同社と子会社の請負企業が、実態は派遣労働である偽装請負があったと認め、直接雇用を「推奨」する是正指導を行っていたことが15日までに分かりました。労働局が12日、申告者に報告したものです。

 労働局は、同社の県内5工場全体で総点検を行うべきだと指摘。6月末までの是正計画書の提出を求めています。

 申告していた能登川事業場の労働者18人は、昨年末から3月末にかけて解雇されました。多くが、日電硝子側に直接雇用の申し出義務が生じる雇用期間3年を超えており、3月11日、直接雇用の指導・勧告を求めて申告しました。労働局は、日電硝子などにたいし偽装請負の是正を指導しました。

 15日、労働者らは県庁内で記者会見。3年半働くなか、何度も契約更新を強いられてきたと劣悪な労働条件を訴える男性(38)=彦根市=は「労組と一緒に束になって動いたからこそ(の成果)。誰かがやらなきゃ変わらない」と語ります。

 労働者18人が加盟する県労働組合総連合の丸岡英明議長、滋賀労働センターの辻義則代表理事らが同席。辻氏は「指導内容や県内製造業への影響を考えて、非常に画期的」だと評価した上で能登川事業場以外での申告者について「団交に応じない日電硝子とは訴訟を含めてたたかっていく」と語りました。



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