2009年6月14日(日)「しんぶん赤旗」

政治立て直し 語り合い

志位委員長、各界と懇談

日野


 日本共産党の志位和夫委員長は13日、東京都日野市で各界の人たち67人と懇談し、政治と経済の立て直しの道を語り合いました。「日本共産党への要望やご質問をお聞かせください」と冒頭述べた志位さんに要望、質問が相次ぎました。

 教職員組合の役員は40人学級の教室では担任が机の間をぬって移動せざるを得ず、子どもたちの指導が十分できないと訴え。志位さんは、全国で唯一少人数学級の実施を拒否している都が、30人学級を求める都民と日本共産党の運動で「(声を)重く受け止める」と答えるところまで追い込んだとして、「ここが頑張りどころです」と語りました。

 無党派の男性は「軸がぶれない共産党を応援しているが、(民主党との連立など)政権参加もめざしてほしい」と注文。志位さんは「民主党をどう見るかが問題になる」として、民主党が憲法改定や衆院の比例定数80削減を掲げている事実を示し、共産党の前進がこれらを防ぐことになると強調するとともに、「共産党は後期高齢者医療制度の廃止や労働者派遣法の改正などで国政をリードする役割を果たしていきたい」と表明しました。

 1933年生まれの男性が「共産党には怖いイメージを持ってしまう」と述べたのに対し、志位さんは日本共産党がどんな大国にも追随しない自主独立の路線をとった歴史を振り返り、「将来にわたって国民を抑圧する体制を絶対に拒否します。自由と民主主義を豊かに花開かせます」と強調しました。

 社民党系の団体関係者は「築地市場移転反対で運動しているが都議会で理解を示してくれたのは共産党だけ」と発言。建設労働の関係者からは「仕事がなく困っている。内需を拡大し、公共事業も中小零細に回してほしい」との訴えが。障害者自立支援法の見直し・廃止を求める声もあがりました。志位さんは丁寧に答え、「党派を超えて日野では村松みえ子さんの支援を」と訴えました。

 村松みえ子都議、谷川智行衆院東京比例予定候補、星あつまろ東京21区予定候補も同席しました。



■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp