2009年6月10日(水)「しんぶん赤旗」

NGO・専門家

温暖化対策枠組み案を発表

先進国に40%減要求


 【ロンドン=小玉純一】世界自然保護基金(WWF)などの非政府組織(NGO)と専門家50人が8日、ドイツのボンで、2013年以降の温暖化対策の国際的枠組み案を発表しました。

 枠組み案「コペンハーゲン気候変動対策協定」は先進国に対し、温室効果ガスの排出量を1990年比で2020年までに少なくとも40%、2050年までに95%削減することを求めています。また13年から17年まで、毎年1600億ドル(約15兆8000億円)を途上国に支援することを求めています。

 中国、インドなど新興国には、排出量の増大を遅らせることを提起しています。

 ボンでは、12日まで国連気候変動枠組み条約の特別作業部会が開かれています。同部会では、コペンハーゲンで年末に開かれる国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議(COP15)での枠組み合意をめざしています。



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