2009年5月30日(土)「しんぶん赤旗」

原爆症訴訟

麻生首相は決断を

原告ら会見 厚労相が面会へ


 「原爆症認定集団訴訟の全面解決を」と、原告、被爆者らが二十六日から厚生労働省前の日比谷公園(東京都千代田区)で続けていた座り込みは二十九日、四日間、七十七時間あまりに及ぶ行動を終えました。

 この日は、ほぼ一日中降り続いた雨で肌寒く、テントの中で毛布をひざにかけてしのぐ参加者も。前日の東京高裁判決での原告十八連勝をうけて「原告全員救済へ 麻生首相は決断を」と赤い字で書かれた横断幕をテント前に広げ、参加者らは「原告全員を救済せよ」「認定制度を抜本的に改めよ」と厚労省に向かって唱和しました。

 座り込み終了にあたってテント前で開かれた集会で、全国原告団の山本英典団長は「戦争反対、核兵器反対のたたかいが裁判所を動かし、座り込みが大きな成果を上げたと実感した」とのべ、「私たちが求める全面解決の実現は、戦争を遂行した責任をもつ政府の義務だ」と強調しました。

 座り込みには、日本共産党被爆者問題委員会の笠井亮事務局長・衆院議員が激励に訪れ、「国は判決の重みを受けとめ今こそ全面解決せよ、と頑張っていく」と表明しました。

 座り込み終了後、全国原告団、弁護団、日本被団協は厚労省内で記者会見し、来週中にも舛添要一厚労相が原告らと面会に応じる方向で、同省が調整に入ったことを明らかにしました。

 会見で山本団長は「なるべく早い時期に決着をつけるような、具体的な中身をいただきたい」と面会への要望をのべ、今回の判決で勝訴した二人の女性は「今度こそ、面会の場で認定証か、その約束をいただきたい」と語りました。



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