2009年5月20日(水)「しんぶん赤旗」

命を守る生協運動

300万人対話へ 医療部会が総会


 「生協をいのちの分野に活かす大運動を」―日本生活協同組合連合会医療部会は十八、十九の両日、東京都内で総会を開きました。

 高橋泰行運営委員長があいさつ。「生活苦から医療や健康診断を受けられない人が出てきている今こそ、組合員とつながりを大切にして健康を守っていく医療生協の出番だ」と指摘。「米オバマ大統領が核兵器廃絶へのメッセージを発している」とのべ、貧困・健康格差打開、平和の課題を前進させたいと強調しました。

 藤谷恵三事務局長が、▽認知症対策のサポーター一万人づくり、地域での共同の広がりをさらに進めよう▽社会保障抑制路線が行き詰まるなかで消費税率を上げる動きがあり、これを批判し後期高齢者医療制度の廃止など社会保障充実へ転換を図る▽三百万人対話をめざし「いのちの大運動」に取り組む―と運動方針を報告しました。

 医療生協の「全国連合会」設立に向け準備を進めることが提案されました。

 新型インフルエンザに対応し、地域の保健力向上に力を尽くすことを確認。社会保障拡充を求める決議を採択、方針を採択しました。

 全国保険医団体連合会の住江憲勇会長が来賓あいさつ。日本共産党中央委員会が連帯メッセージを送りました。



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