2009年5月18日(月)「しんぶん赤旗」
民主・福山参院議員 記載漏れ
助成金で支出 事務所費480万円
資金管理団体
民主党の福山哲郎参院議員(京都選挙区)が代表の政党支部が同氏の資金管理団体に事務所費として政党助成金から年間約百万円を支出しながら、資金管理団体の政治資金収支報告書には収入が記載していなかったことが本紙の調べでわかりました。
福山氏が代表の「民主党京都府参議院選挙区第2総支部」の二〇〇三―〇七年の「政党交付金使途等報告書」によると、「事務所家賃」として年間九十九万円(〇五年のみ八十二万五千円)が、同氏の資金管理団体「フォーラム共生社会21」に支出されています。
ところが、フォーラム共生社会21の政治資金収支報告書には、収入の記載がありません。
「第2総支部」には、国民の税金である政党助成金が、年間一千万―二千五百五十万円、民主党本部から交付されています。五年間で計四百七十八万五千円の税金の使途が“行方不明”になっていたことになります。
「第2総支部」と「フォーラム」は、京都市中京区の同じ事務所にあり、会計責任者も事務担当者も同一人物。電話番号も同じです。
会計責任者は、本紙の問い合わせに、記載漏れだったことを認め、「近々、(総務省に)訂正をします」とのべました。
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