2009年5月14日(木)「しんぶん赤旗」

新型インフル

米感染者3千人超

疾病対策センター 「今後増加の懸念」


 【ワシントン=西村央】米疾病対策センター(CDC)は十二日、同国内の新型インフルエンザ感染者が三千九人となったと発表しました。感染者が確認された州は四十四州と首都ワシントン。

 CDCは、人から人への感染によって感染者が広がっていると指摘。世界的な感染の広がりと同様に、米国内でも急速な増加をみせていると特徴づけています。さらに、感染者や入院患者、死亡者は、今後なお増加する懸念があると警告しています。CDCはその理由として、多くの人が新型ウイルスに対する抗体を持っていないことをあげています。

 十三日夜までに感染が確認されたのは日本を含む三十四カ国・地域で、感染者数は六千人を超えました。死亡が確認されたのはメキシコ、米国、カナダ、コスタリカの四カ国で計六十三人。



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