2009年5月8日(金)「しんぶん赤旗」

核兵器全面廃絶へ

保有国の「約束」復活

NPT会議議題に 準備委全会一致


 【ニューヨーク=西村央】ニューヨークの国連本部で開かれている核不拡散条約(NPT)再検討会議の準備委員会は六日、来年の再検討会議の議題案について全会一致で合意しました。議題案のなかには、「核兵器の全面廃絶に対する核兵器保有国の明確な約束」をうたった二〇〇〇年の再検討会議合意文書を踏まえたNPTの運用見直しが含まれています。「非核地帯」の論議を議題とすることでも一致しました。

オバマ大統領「約束果たす」

 前回二〇〇五年の会議ではブッシュ米前政権が核保有国の「約束」を否定したため、なんらの合意もないまま終了しました。ロイター通信によると、来年の会議の議題で「明確な約束」が復活したことに各国代表の間から「驚きだ」(英国代表)「控えめなものだが重要だ」(複数の大使)という声があがっています。

 五日の準備委員会では米国のゴッテモーラー国務次官補が、オバマ大統領のメッセージを読み上げました。この中で同大統領は「核兵器のない世界という平和と安全の追求」を改めて訴え、「米国がNPTの約束を果たす」と表明しています。


 核不拡散条約(NPT)再検討会議 NPTの運用について再検討するための会議。同条約発効5年後の1975年から5年ごとに開催されています。NPTは核兵器保有5カ国の核保有を容認していますが、第6条で、締約国が「誠実に核軍縮交渉を行う義務」を規定しています。95年の会議は、この条約上の義務を再強調する最終文書を採択。さらに2000年の会議は最終文書で「核兵器の全面廃絶に対する核兵器保有国の明確な約束」をうたいました。



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