2009年4月21日(火)「しんぶん赤旗」

海賊派兵法

民主「修正」案も憲法違反

市田氏が見解“廃案を目指す”


写真

(写真)会見する市田忠義書記局長=20日、国会内

 日本共産党の市田忠義書記局長は二十日の国会内での記者会見で、「海賊対処」派兵新法案や民主党の「修正」案について見解を述べ、「自衛隊を恒常的に派兵し、武器使用の制限緩和によって海外での武力行使を可能にするなど、憲法九条に明白に違反する点では政府案も『修正』案も変わらない。徹底審議の上で廃案を目指す」と強調しました。

 市田氏は民主党の「修正」案について、「(派兵前の)国会承認を盛り込んだとしても、法案の本質は変わらない」と批判。アフリカ・ソマリア沖の各国の軍事的対応が強まるなかでかえって、海賊事件が増えていることを指摘し、「『とにかく自衛隊出動ありき』は良くない。ソマリアの政治を安定させるための国際的な民生支援、周辺国が行う警察活動への協力・支援を本来やるべきだ」と述べました。

【Movie】海賊派兵法 民主「修正」案も憲法違反 市田書記局長が見解(09.4.20)



■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp