2009年4月7日(火)「しんぶん赤旗」

安保理 協議を継続

北朝鮮ロケット 中ロ、決議に否定的


 【ワシントン=西村央】国連安全保障理事会は五日午後三時(日本時間六日午前四時)すぎから、北朝鮮のロケット打ち上げ問題で緊急会合を開きました。日本の要請によるもの。北朝鮮に対して直ちに何らかの措置をとることについては結論に至らず、六日午後(同七日未明)に再開することにして閉会しました。

 高州幸雄国連大使は発射について、ミサイル関連活動の停止を義務付けた安保理決議に違反するとして、「非常に明確な対応を取る必要があり、決議がもっともふさわしい」と主張。米国も同調したといいます。

 一方、中国とロシアは決議採択に否定的な立場を表明しました。中国の張業遂大使は「過剰反応」を避けるべきだと強調。ロシアはロケット発射に関する情報収集が先決だと主張しました。

 安保理議長国メキシコのヘラー大使は会合後、記者団に対し、「事態の緊急性に照らした適切な対応についての協議を継続することで合意した」と語りました。



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