2009年4月4日(土)「しんぶん赤旗」
勾留中の市長、議会解散
愛知・西尾 不信任決議を拒否
愛知県西尾市議会から不信任を決議されていた同市市長の中村晃毅被告(71)=受託収賄罪で起訴=は三日、議会を解散しました。
同被告は、業者から市街化調整区域に外国人研修センターを建築したいと請託を受け、六百万円を受け取ったとして逮捕・起訴されました。議会は先月二十四日、市長(同被告)の不信任決議案を賛成二十、反対三の賛成多数で可決。決議案には日本共産党の牧野次郎議員が提案者に、牧野勝子議員が賛同者に名を連ねました。
議会は、決議をもとに名古屋拘置所に勾留中の同被告に市長辞職を求めてきましたが、同被告は応じず、この日、弁護士を通じて解散通知書を岡田隆司議長に届けました。これにより、四十日以内に市議選(定数二十四)が行われることになりました。
同被告は、西尾市議、自民党の愛知県議などを経て、二〇〇五年九月の市長選挙で初当選しました。

