2009年3月31日(火)「しんぶん赤旗」

米は干渉主義やめよ

ホンジュラス大統領 オバマ氏に書簡


 【メキシコ市=島田峰隆】中米ホンジュラスのセラヤ大統領が昨年十二月、就任目前の米国のオバマ新大統領にあて、米国が干渉主義を改め、内政不干渉の原則を尊重するよう求める書簡を送っていたことが中南米各紙の報道で明らかになりました。

 セラヤ大統領は、この書簡のなかで「オバマ新大統領にあれこれ指図する意図はない」と述べ、そのうえで米国と中南米地域との歴史的関係を振り返り、「内政不干渉の原則のもと、民主的に選ばれた政府や国の間の相互尊重を促進すること」を求めました。

 具体的には、麻薬密輸やその他の脅威とのたたかいを他国への干渉の口実としないこと、ブッシュ政権が敵視したベネズエラ、ボリビアとの対話再開、対キューバ経済封鎖の解除を求めました。

 一方、セラヤ大統領は、オバマ氏の勝利に「元気づけられた」と強調し、「選挙中の変革の展望が対米関係の新しく実りの多い時代の出発点となることを信じる」と述べています。


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