2009年3月30日(月)「しんぶん赤旗」

銚子市長が失職へ

千葉 住民投票で過半数賛成

市立病院休止めぐり


 「公約に違反して市立総合病院休止を強行した」として、千葉県銚子市の岡野俊昭市長の解職の是非を問う住民投票は二十九日、投開票され解職賛成が過半数となり市長は失職することになりました。市長失職を受け、五十日以内に市長選が行われます。

 岡野市長は、二〇〇六年の市長選で「市立病院を守る」と公約しながら、医師不足や収益減を理由に昨年九月末で市立総合病院(三百九十三床)を全面休止しました。これに対し五万人にのぼる市民が病院存続を求め署名をしたほか、「何とかしよう銚子市政」市民の会(茂木薫代表)が解職請求署名を実施。請求に必要な有権者の三分の一を超える有効数二万三千四百五の署名を提出し、解職の是非を問う住民投票が行われました。



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