2009年3月30日(月)「しんぶん赤旗」

民青同盟が全国高校生集会

学ぶって？ 人間関係は？

恋愛・校則・進路・政治…

「しゃべり場」 意見交流

　日本民主青年同盟（民青同盟）の全国高校生集会が東京都内で二十八日から始まり、二十九日は委員長報告や「しゃべり場」、班討論が行われました。約百二十人の高校生らが参加しました。集会は三十日まで。

　民青同盟の田中悠委員長が「仲間、学び、生きることのよろこびを民青同盟で見つけよう」と題して報告。班会議を開き一人ひとりの声を大切に願いを実現していくこと、仲間を増やし班活動を充実させようと提起しました。

　民青同盟の魅力を班ごとに討論しました。「被爆者の話、イラク戦争の帰還兵の話やフィールドワークの取り組みを通して視野が広がり、高校の勉強が深まった」「自分を幸せにするために勉強が必要だとわかり、学校をやめずにいられた」などの意見が交流されました。

　人間関係、恋愛、校則、進路、政治の五つのテーマにわかれて話し合う「しゃべり場」が行われました。人間関係のグループでは「場所ごとに自分の性格を使い分けている」「人とかかわらないように休み時間は寝ている」などの状況を出し合い、「民青同盟の班でなんでも話せたことで学校でも表面的でない人間関係がつくれるようになった」との意見が出ました。

　二十八日には元夜間中学の教師で、映画「学校」の教師のモデルの一人、松崎運之助さんが「生きること、学ぶこと」と題して講演しました。