2009年3月30日(月)「しんぶん赤旗」

西松疑惑

参考人招致で一致

テレ朝系 小池氏主張に自公民


 日本共産党の小池晃政策委員長は二十九日、テレビ朝日系の「サンデープロジェクト」に出席し、西松建設の違法献金疑惑で「国会が真相究明の責任を果たす必要がある。集中審議や参考人招致をやって徹底的に明らかにすべきだ」と述べ、西松関係者や自民・民主の政治家を呼ぶよう主張しました。

 小池氏の提起に対し、各党議員も「与野党で合意をしてやるべきだ」(公明党の高木陽介衆院議員)、「いいと思う」(自民党の船田元衆院議員)、「与野党合意があればいい」(民主党の細野豪志衆院議員)と同意しました。

 小池氏は、「(民主党の小沢一郎代表が)三千五百万円も受け取って(献金元を)せんさくしないという話は、一般常識からいって通用しない。法律論からいっても、小沢さんは『知っていれば政党支部で受け取っていたはずだ』といった。知っていたのにやらなかったのは、要するに西松の名前を出したくなかったからだ。単なる形式犯じゃない」と指摘しました。

 さらに、「十六年前のゼネコン疑惑のときにも、小沢さんの問題が指摘されていた。その後、『政治改革』だといって政党助成金を導入し、企業献金をやめるといったのに続いている。企業・団体献金は禁止するとはっきり結論を出すべきときだ」と主張しました。

 司会の田原総一朗氏が「小池さんのいった参考人招致と、もう一つ、与野党でこの(企業・団体献金禁止の)問題をやるべきだ」と水を向けると、高木氏は「賛成です」、船田氏は「自民党内でも議論を始めている」と応じました。細野氏は「党内には異論があるが私はやるべきだと思う」と述べました。



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