2009年3月24日(火)「しんぶん赤旗」

小沢氏も自民も自浄努力なし

市田書記局長が会見


 日本共産党の市田忠義書記局長は二十三日の記者会見で、西松建設献金疑惑をめぐり、二十四日に秘書の勾留期限を迎える小沢一郎民主党代表が説明責任を果たしているかどうかを問われ、「世論調査でも『十分な説明がない』が圧倒的多数だ。あれでは国民は納得できない」と述べました。

 市田氏は「小沢氏本人の説明が不十分なのと同時に、民主党自身が『代表の言葉を信じる』として、自ら調べるなどの自浄努力を行っていない」と批判。「自民党も二階俊博経産相などの疑惑があるが自浄努力を発揮していない」と指摘し、「西松から献金を受けた疑惑のある十数人それぞれがはっきり説明すると同時に、自民・民主両党が政党としての自浄努力を発揮することが求められる」と強調しました。

 また市田氏は、小沢氏や二階氏が政治団体からの献金の出所を「いちいち詮索(せんさく)しない」と発言していることについて、「西松建設は公共事業受注企業であり、税金が還流している疑いがある。国民の立場から言えば、詮索するのが常識だ」と述べました。



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