2009年3月15日(日)「しんぶん赤旗」
御堂筋 命のパレード
社会保障拡充求め近畿集会
大阪
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医療・介護崩壊のストップや社会保障費増額を求め「守ろういのち! なくせ貧困!」を掲げた近畿総決起集会が十四日、大阪市中央区内で開かれました。近畿各府県の保険医協会や労働組合などでつくる実行委員会の主催。会場を埋める医療関係者ら千二百人を前に、実行委員長の武村義人・兵庫県社会保障推進協議会会長が「派遣切り」や社会保障切り捨ての現状をあげ、「国民に背を向ける」自公政府を批判し、「力を合わせたたかおう」と呼びかけました。
実行委員会事務局長の坂口道倫・大阪府保険医協会副理事長の基調報告の後、次々と参加者が発言。医師不足や自治体病院の経営難などによる京都府北部の「地域医療の危機」や、低年金で老々介護に追われる実態を語りました。私学助成が削減された大阪府の高校生ら三人も「あきらめず知事に思いをぶつけたい」と力を込めました。
集会には日本共産党の吉井英勝衆院議員や民主党参院議員も参加。吉井氏は、問題の背景にある自公政治の規制緩和・構造改革路線を批判し、「国民の暮らしを脅かす政治を大本から変えよう」と訴えました。
集会後は、「御堂筋いのちのパレード」を展開。約二キロメートルを歩いて社会保障の拡充を呼びかけました。