2009年3月10日(火)「しんぶん赤旗」

空中給油機配備に抗議

小牧基地前で唱和

愛知


写真

(写真)飛来した空中給油・輸送機3号機に抗議する集会参加者=9日、愛知県春日井市・航空自衛隊小牧基地前

 航空自衛隊の空中給油・輸送機三号機が九日、愛知県の小牧基地に配備され、同空港前で平和団体が抗議集会を開きました。

 集会を開いたのは、安保破棄愛知県実行委員会などでつくる小牧平和集会実行委員会で八十人余が参加。

 平田茂実行委員長は、「すでに配備された空中給油・輸送機二機は故障やトラブルを繰り返し、住民は不安でいっぱいです。自衛隊の海外派兵に反対し、基地のない平和な街づくりが今こそ求められる」と語りました。

 参加者は、「住宅地の真上を、危険な軍用機に飛んでほしくない」などと訴えました。

 日本共産党の堀一元愛知県議は「私たちの税金を戦争のために使うことは許されない。基地の縮小・撤去に全力をつくしたい」と述べました。

 参加者は、頭上を滑空する空中給油・輸送機に向かって、「平和な空に軍用機はいらない」とシュプレヒコールをあげました。

 集会後、同実行委員会は小牧基地に抗議の申し入れをしました。

 防衛省は来年度末までに空中給油・輸送機を同基地に四機配備する計画。配備ずみの二機は滑走路での炎上事故や故障などトラブルを繰り返しているため、住民から不安の声があがっています。

 地元三市町首長は連名で、事故原因究明まで同機の運航停止などを求める要望書を防衛省に提出しました。



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