2009年3月10日(火)「しんぶん赤旗」

将棋第40期新人王戦

ベスト16が決まる

里見と糸谷 再び対戦


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(写真)糸谷哲郎五段

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(写真)里見香奈
倉敷藤花

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(写真)中村太地四段

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(写真)広瀬章人五段

 将棋の第四十期新人王戦(しんぶん赤旗主催)は四日、二局同時に行われた二回戦の対戦で中村亮介五段(23)、戸辺誠四段(22)がそれぞれ勝ち、ベスト16が出そろいました。(トーナメント表)

 ベスト16の顔ぶれは、村山慈明五段(24)と糸谷哲郎五段(20)の元新人王をはじめ、前期ベスト4の中村太地四段(20)、現在八連勝中の豊島将之四段(18)ら、注目の若手棋士がそろっています。

 奨励会三段陣では第三十九期準優勝の星野良生三段(20)のほか、菅井竜也三段(16)、小泉祐三段(20)がベスト16入り。菅井三段は現在進行中の三段リーグで首位を走っています。初出場の小泉三段は第三十九期新人王の佐藤天彦四段(21)を下して三回戦に進出しました。

 女流棋士は、昨年十一月に初タイトルを獲得した里見香奈倉敷藤花(17)が関西新鋭の稲葉陽四段(20)を破り、男性棋戦初勝利をあげました。三回戦で昨年の新人王戦デビュー戦の相手だった糸谷五段と再び対戦します。ほかに甲斐智美女流二段(25)、早水千紗女流二段(26)、鈴木環那女流初段(21)が出場しましたがいずれも初戦で敗れました。

 初登場の下平雅之赤旗名人(36)は一回戦で宮本広志三段(23)に敗れています。

 若手最強の座を争うたたかいは三回戦以降も熱戦が期待されます。


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