2009年3月8日(日)「しんぶん赤旗」

パレスチナ首相 辞表提出

連立政権樹立に向け進展


 【カイロ=松本眞志】パレスチナ自治政府のファイヤド首相は七日、同政府のアッバス議長に辞表を提出しました。現地では、対立してきたパレスチナ解放機構(PLO)主流派ファタハとイスラム武装抵抗組織ハマスの和解が連立政権樹立に向けて進展していることを示すものと評価されています。三月末までに正式に辞表が受理される見通しです。

 イスラエル軍による昨年十二月から一月にかけてのガザ攻撃がパレスチナ統一への機運を促し、停戦後、アッバス氏が検問所の開放や停戦の安定化を目指した連立政権の樹立を呼びかけていました。

 カタールの衛星テレビ・アルジャジーラによると、ファイヤド氏は「今回の行為は民族解放政権成立の努力の一環だ」と説明。一方、ハマスのバルフーム報道官は、ファイヤド政権が憲法違反であり私的利益に奉仕してきたと冷ややかな反応を示しました。

 パレスチナでは二〇〇七年三月にハマスのハニヤ氏を首相とする統一政権が成立しました。ところが同年六月にハマスがガザ地区を武力で制圧したことを受けて、アッバス氏が同政権の合法性を否定。七月にファイヤド氏を首相とする内閣を発足させました。

 ハマス側はこれまでハニヤ政権の正統性を主張して譲らず、ファイヤド政権の発足を認めてきませんでした。


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