2009年3月2日(月)「しんぶん赤旗」

歴史と道理に立って

CSテレビ山下議員 日ロ領土問題で主張


 日本共産党の山下芳生参院議員は二月二十八日放送のCSテレビ「朝日ニュースター」の「国会番外地」に出演し、日米・日ロ関係、景気対策、麻生首相の支持率低下などについて与野党議員らと議論しました。

 日ロ関係の進展を議論する中で領土問題が一つの焦点となりました。自民党の山中燁子衆院議員は領土問題とからめ「経済的な協力をどこまですべきか考えていく必要がある」と述べました。

 山下氏は「ロシアとの経済や文化の交流を発展させることは大事だが、経済開発に協力すれば領土問題が解決するかといえば、それは違う。領土問題の解決のためには国際的に通用する立場に立つ必要がある」と主張しました。

 政府・外務省の「南千島は千島にあらず」という論について、「これは通用しない。外交的に国境線を画定したのは一八七五年の樺太・千島交換条約だ。南千島だけじゃなく全千島が日本の領土だと平和的な交渉で画定していた」と指摘。スターリンの時代に米国・英国・ソ連が秘密協定で千島はソ連のものにするとした事実を示し、「ここがまず間違いだと大きく構えなければいけない。歴史と道理に立った交渉に立ち返ることが大事だ」と強調しました。


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