2009年3月2日(月)「しんぶん赤旗」

三・一朝鮮独立運動90周年

歴史見つめ連帯へ

東京で集い

緒方副委員長交えて討論


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(写真)パネルディスカッションで発言する(左から)コーディネーターの岩本正光氏、パネリストの趙景達氏、畑田重夫氏、緒方靖夫氏=1日、東京都千代田区

 日本からの独立を求め朝鮮の民衆が立ち上がった三・一独立運動から九十周年の一日、東京都千代田区の在日本韓国YMCAで「一九一九年三・一独立運動九〇周年記念のつどい」が開かれました。趙景達(チョ・ギョンダル)千葉大学教授、国際政治学者の畑田重夫氏、緒方靖夫日本共産党副委員長の三氏によるパネルディスカッションが行われました。

 在日本朝鮮人総連合会中央本部の金勲(キム・フン)国際局部長が来賓あいさつ。在日本大韓民国民団中央本部からのメッセージが紹介されました。韓国国楽協会日本東京支部長の金順子(キム・スンジャ)さんらが「大平舞」などの民族舞踊を披露しました。

 佐藤光雄日本平和委員会代表理事、大黒作治全労連議長など各界の十二氏がよびかけたもの。二百二十人を超える参加がありました。

 パネルディスカッションのなかで、趙氏は、三・一独立運動の広がりには「民衆の素朴な願望」が現れていたと強調しました。畑田氏は、田母神前空幕長が活発に活動していることなど「改憲派のまき返し」に注意を促しました。

 緒方氏は「武力から対話へ」の流れが強まっている国際情勢を、六カ国協議の経過などを例に報告。侵略の歴史と向き合わない日本政府がアジアで「不安定要因になっている」と指摘し、今回のつどいなど、民間レベルでの協力が重要と述べました。


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