2009年2月27日(金)「しんぶん赤旗」

矢野市長が所信表明

「手を携え住みよいまちを」

東京・狛江


写真

(写真)所信表明する矢野ゆたか狛江市長=26日、狛江市議会本会議

 東京都狛江市の矢野ゆたか市長は二十六日始まった市議会第一回定例会で所信表明を行い、住みよいまちづくりの一点で市民と手を携え、自立した魅力ある狛江を築くため全力を尽くす決意をのべました。

 矢野市長は、米国の金融危機から始まった景気悪化が市民生活に深刻な影響を与えているとして、定額給付金のような一過性の対策ではなく、雇用の確保や社会保障の充実、購買力の拡大など恒久的な政策によって対処すべきだと指摘。国の抜本策が打たれないなかでも市として手だてを講じ、提案した補正予算案、〇九年度予算案でも事業の前倒しや国・都の補助制度の活用などを行ったことを明らかにしました。

 約三百七十四億五千八百万円の予算案について矢野市長は、緊急経済策として事業資金あっせん制度の継続をはじめ住宅リフォーム工事に対する助成金の創設、公共施設修繕などを通じた雇用の創設などを提案。

 予算編成方針では(1)学校・保育園の耐震化、障害者のサービス利用料負担軽減継続など誰もが安心して暮らせる街(2)妊婦健診公費助成の拡大、保育園待機児解消など子どもを安心して育てられる街(3)「独居高齢者見守りシステム」など高齢世代が元気で生きがいを持って過ごせる街(4)「音楽の街―狛江」「絵手紙発祥の地―狛江」など市民文化の振興で魅力ある狛江づくり(5)緑と歴史の保全(6)市民サービス向上に向けていっそうの行財政基盤づくり―の六項目について説明しました。


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