2009年2月22日(日)「しんぶん赤旗」

予算組み替え すぐ

中川氏騒動「政権への警報」

民放で小池氏


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(写真)「サタデーずばッと」で発言する小池晃政策委員長(TBSテレビから)

 日本共産党の小池晃政策委員長は二十一日、TBS系「サタデーずばッと」に出演し、麻生政権について、各党出席者らと討論しました。

 番組は冒頭、辞任に追い込まれた中川昭一前財務相が問題の会見後のバチカン観光で、触れてはいけない石像に素手で触るなどして警報が鳴ったという報道が話題に。司会の、みのもんた氏は「日本国民の恥。どう解釈すればいいの」と小池氏に意見を求めました。

 小池氏は「この警報は、自民党、麻生政権に対する警報だと思います」と発言。後期高齢者医療制度や、「派遣切り」問題など「国民にとっては大事な問題がいっぱいある。こういうときに、いったい何をやっているのか」と批判しました。

 みの氏は、共同通信の世論調査で、解散を求める声が八割近くあり、「今すぐ」が32%に上ることを紹介。

 自民党の衛藤征士郎衆院議員(予算委員長)は「これが民意。厳粛に受け止めなくてはいけない」と認めながらも、「景気対策」を盛り込んだ新年度予算の成立こそ急務だと述べました。

 小池氏は、昨年十―十二月期の国内総生産が12・7%減(年率換算)と発表された新たな事態を受け「予算を組み直すことを至急行うべきだ」と指摘しました。日本共産党が雇用対策や社会保障を充実させる予算組み替え提案を行ったことを紹介しながら「(国会で)そういう議論をすべきだ。政府がだらしないときには、国会の出番。急いで予算を修正する、組み直す議論をやっていただきたい」と主張しました。

 番組には「小泉チルドレン」と呼ばれる議員らが出演し、総選挙では「まったく新しい顔が必要」(片山さつき衆院議員)だと強調しました。

 これに対し、小池氏は「麻生さん(首相)を選んだのは、国民じゃない。あなた方じゃないですか」と指摘。自民党内の議論について「本当に無責任だ。これで国民の信を問わず四人目の総理を生むようなことがあったら、国民は黙っていない」と述べました。


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