2009年2月21日(土)「しんぶん赤旗」

米軍再編

グアム協定 反対せよ

県議会共産党 沖縄知事の姿勢追及


 日米両政府が、沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設を在沖縄米海兵隊のグアム「移転」の条件に盛り込んだ協定に署名した問題で、日本共産党の渡久地修県議は二十日、沖縄県議会二月定例会で代表質問に立ち、仲井真弘多県知事の姿勢をただしました。

 渡久地県議は、県議会として昨年七月に辺野古新基地建設に反対の決議・意見書を可決していることを挙げ、両政府の「沖縄県民の意思を踏みにじる暴挙に、知事はきっぱりと反対すべきだ」と追及しました。

 これに対し仲井真知事は、同協定締結により「在沖米海兵隊のグアム移転が着実に実施され、県民の基地負担の軽減につながる」と述べ、協定に反対する意思がないことを明らかにしました。

 渡久地県議は、同協定が、グアムを沖縄とならぶ新たな米軍の戦略拠点にするものであり、政府予算案には沖縄の負担軽減とは関係のないアンダーセン空軍基地やアプラ湾の基盤整備も計上されていると指摘。県民代表の知事として同協定に反対の意思を示すよう重ねて強く求めました。



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